UnityでiOSアプリ開発(+ARKit)
はじめに
ARKitを使用したアプリを作成したときのメモです。
目的
UnityでiOSアプリを作成、ARKitのサンプルを動かす
環境
iOSアプリのビルドにはXcodeが必要なので、Mac PCを用意してください。
手順
- Unityインストール
- Xcodeインストール
- AppleIDを開発者として登録
- XCodeの設定
- Unity起動、ARKit Pluginをインポート
- Unityビルド設定
- Build & Run、iOS端末へ送信
1. Unityインストール
公式サイトからUnityをインストール
2. Xcodeインストール
3. AppleIDを開発者として登録
アプリ開発するためにAppleIDを開発者として登録する必要があります。
AppleIDとパスワードを入力するだけです。
Sign in with your Apple ID - Apple Developer
(「AppleID 開発者」と検索すると公式サイトが引っ掛かります)
4. Xcodeの設定
まず、AppleIDを設定
Xcode > Preferences... > Accountsでアカウントを登録
左下にある「+」ボタンを押すと登録できます。
次にXcodeエディタの真ん中のエリアで、「General」タブの「Signing」で「Team」に自分を登録
5. Unityを起動してARKit Pluginをインポート
Unityを起動
新しいプロジェクトを作成します(プロジェクト名などは適当に)
Unityエディタが開いたらAsset Storeを開きます。
上部の「Window」タブの中から「Asset Store」を選択
Asset Store内で「ARKit」と検索すると「Unity ARKit Plugin」が見つかります
これをインポートします
6. Unityのビルド設定
Unityエディタの「File」タブから「Build Settings」を選択
- 「Add Open Scenes」を押す
- Scenes In Buildの中で一番上のシーンにチェックを入れる(ARKitScene)
- Platformで「iOS」を選択後、左下の「Switch Platform」ボタンを押す
次に「Player Settings」ボタンを押すとUnityエディタの右側に設定項目が出てくる
- 一番上の「Company Name」と「Product Name」を適当に入力
- Other Settingsの「Bundle Identifier」に「com.Company Name.Product Name」となるように入力
以上で設定終了
7. Build & Run、iOS端末へ送信
「Build Settings」ウインドウの右下にある「Build And Run」を押す
(Xcodeが立ち上がっていなくても自動で立ち上がるので大丈夫)
Xcodeでビルドが完了したら、Xcode左上の再生ボタン(三角のやつ)を押すとiOS端末へ送信される
Xcodeでエラーが起こった場合
基本的にエラー内容を読めばどう対処すればいいか分かります。
また、ググれば解決方法が分かります。
Xcodeのバージョンが~と言われたらおそらく現在のバージョンが古いのでアップデートする
iPad is busy: ~と言われたらiOS端末を再起動する
iOSアプリが信頼されていないと言われたら
iOS端末上で作成したアプリを開こうとしたら「このアプリ(開発元)は信頼されていない」みたいなことを言われるかもしれません。
この場合は「設定」> 「デバイス管理」から自分を選択して信頼します。
動いたときの様子
まとめ
UnityでiOSアプリを開発しました。ARKitのサンプルを動かしました。