UE4の始め方
はじめに
いつもはUnityを使っていて、あんまりUE4(Unreal Engine 4)は触れてこなかったので、ちょっと使ってみる。
この記事ではUE4の使い方の流れを書いていくが、公式のチュートリアルが分かりやすいので、そっちを見た方が良い。
UE4とUnityを比較
- UE4ではC++が使える。(UnityではC#かJavaScript)
- Windows、Mac OS、Linux上で動く。(Unityも同じ)
- GUI上でスクリプト処理の流れを可視化し、操作できるシステムがある。(UnityでもできるがUE4の方がかっこいい) --> 「Blueprints Visual Scripting System」
では公式のチュートリアルに沿って、実際にやってみる。
ちなみにチュートリアルは、デザイナー向け、アーティスト向け、プログラマ向けのように分かれているが、 この記事ではプログラマ向けのチュートリアルを参考にする。
また、コードを書く場合は、Visual Studio(エディタ)があった方がいいということなので、 もしインストールしていない人は、Microsoft公式よりダウンロードをしておくと良い。
Visual Studio Community 2017が無料版。(UE4.15以降はVS2017らしい)
環境
- OS : Windows10
- Version : UE 4.19.0(2018/03/16時点の最新)
UE4のインストール
公式のサイトからダウンロードして、手順通りにいけばインストール完了。
途中にEpic Gamesのアカウント登録があるから適当に登録する。
インストールには結構時間がかかる。(ネットワーク環境にもよるけど)
起動
Epic Games LauncherからUE4を起動。
プロジェクト作成
起動後のプロジェクトブラウザで、新規プロジェクト タブから、空のオブジェクトを選択。
プロジェクトの保存場所と名前を決定して、プロジェクト作成ボタンを押す。
C++クラスの作成
UE4エディタのファイルタブから「新規C++クラス」を選択。
親クラスは「Actor」を選択。
これにより、プロジェクトにC++ファイルとヘッダファイルが追加される。 (UE4エディタ下部にあるコンテンツブラウザから、作成したC++クラスを確認できる)
コードの記述
ヘッダファイル内のクラスの一番最後に以下のコードを追加
float point;
C++ファイルのBeginPlay関数に以下のコードを追加
point = 1.0f;
C++ファイルの一番下のTich関数に以下のコードを追加
FVector NewLocation = GetActorLocation(); if (NewLocation.Y > 100.0f) { point = -1.0f; } else if (NewLocation.Y < -100.0f) { point = 1.0f; } NewLocation.Y += point; SetActorLocation(NewLocation);
最後に、UE4エディタの上部にある「コンパイル」ボタンで押す。(または、VSエディタ上でビルド)
コードのテスト
実際に実行して、ちゃんと動くか確認。
まず、UE4エディタ下部のコンテンツブラウザ > C++クラス > 作成したプロジェクト > 作成したActorを選択。
そのActorをレベルエディタ(ゲーム画面みたいなところ)へドラッグ&ドロップ。
これにより、右上のアウトライナに作成したActorが追加される。
アウトライナ上で作成したActorを選択し、コンポーネントを追加 > キューブを選択。
すると、レベルエディタ内にキューブが現れる。(見えないときはカメラを引く)
Actorのトランスフォームでキューブの位置を変更してみても良い。
これで準備完了。UE4エディタ上部にある「プレイ」ボタンを押す。
作成したキューブが左右にゆっくり動いていれば成功。
まとめ
今回はUE4の簡単な導入を行った。
ゲーム作成の流れは何となくわかった。
おわりに
大体はUnityと同じようなものだけど、UE4独特なところ(BluePrintなど)もある。
コードの書き方で分からないところをググってみると、BluePrintの情報がたくさん出てくるから、そっちも覚えた方が良さそう。
Blueprints Visual Scripting Systemってなんかかっこいいし。(見た目もかっこいい)